【消費量トップ20】
肥料の年間消費量トップ20は以下のとおりです(数値は2022年のもの)。
- 1位:中国(4,290万トン=23.1%)
- 2位:インド(2,994万トン=16.1%)
- 3位:ブラジル(2,020万トン=10.9%)
- 4位:アメリカ(1,937万トン=10.4%)
- 5位:インドネシア(553万トン=3.0%)
- 6位:カナダ(451万トン=2.4%)
- 7位:パキスタン(444万トン=2.4%)
- 8位:ロシア(343万トン=1.9%)
- 9位:オーストラリア(333万トン=1.8%)
- 10位:バングラデシュ(308万トン=1.7%)
- 11位:ベトナム(283万トン=1.5%)
- 12位:アルゼンチン(273万トン=1.5%)
- 13位:トルコ(231万トン=1.2%)
- 14位:フランス(222万トン=1.2%)
- 15位:タイ(186万トン=1.0%)
- 16位:ウクライナ(183万トン=1.0%)
- 17位:ポーランド(173万トン=0.9%)
- 18位:エジプト(167万トン=0.9%)
- 19位:フィリピン(160万トン=0.9%)
- 20位:メキシコ(158万トン=0.9%)
- (以下略)
- 30位:日本(89万トン=0.5%)

【肥料消費量と人口の関係】
下の図は肥料の消費量と人口の順位を示したものです。

肥料消費量の上位20か国のうち、14か国が人口ランキングのトップ20に含まれていることから、肥料消費量と人口規模との間には一定の相関関係が認められると考えられます。
一方、相関関係に当てはまらない国々には、次のような事情が見受けられます。
人口に対して肥料消費量が多い国:小麦や大麦などの主要な輸出国(カナダやオーストラリア、フランスなど)
人口に対して肥料消費量が少ない国:国土が狭い国(日本)、農業生産性が低い国(ナイジェリアやエチオピアなど)
参考文献
国連食糧農業機関 “Fertilizers by Nutrient” https://www.fao.org/faostat/en/#data/RFN
総務省 統計局(2024)「世界の統計 2024」https://www.stat.go.jp/data/sekai/notes.html